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投資における「リターン」は投資収益(または投資収益率)と呼ばれ、「リターンはいくら(○○円)」「リターンは何%(○○%)」という使われ方をします。
例えば、初年度に100万円投資し、次の年に110万円になった場合、「(110-100)÷100=10%」で「1年のリターンは10%」となります。
リターンには2種類のリターンがあり、ひとつは配当や利子のようなインカムリターンと、もうひとつは、株価の値上がりによるプライスリターンです。
両方を足したものをトータルリターンと呼び、投資のリターンを表す時は、通常トータルリターンが使われます。
また、リターンは利益が出た時だけでなく、損失が出た時にも使われ(マイナスリターン)、「- ○○%」と表します。
リターンの種類 | 内容 | 例) 100万円投資した場合 | ||
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プラスリターン | マイナスリターン | |||
インカムリターン (インカムゲイン) |
・株式の配当 ・預金の利子など ・債券の利子 |
株式の配当が2万円あった (2万円÷100万円=2%) |
株式の配当が2万円あった (2万円÷100万円=2%) |
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プライスリターン (キャピタルゲイン・ロス) |
・株式や債券の値上がりによる利益 | 株価が10万円値上がりした (10万円÷100万円=10%) |
株価が10万円値下がりした (-10万円÷100万円=-10%) |
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トータルリターン | インカムリターン+プライスリターン | トータルリターンは12%(12万円)で、資産は112万円になる (2%+10%=12%) (2万円+10万円=12万円) |
トータルリターンは-8%(-8万円)で、資産は92万円になる (2%-10%=-8%) (2万円-10万円=-8万円) |
リターンを測る期間は様々ですが、複数年にわたるリターンを測る場合、通常は1年単位で区切り「年率平均リターンは○○%」と計算されます(この計算を年率換算と呼びます)。その際は、通常複利計算により、年率平均リターンを算出します。
また、同じく複数年にわたる場合で「累積リターン」というものもあり、これは期間を1年に区切らず、特定の期間におけるリターンを表します。(例えば、3年の累積リターンなら、3年分のリターンを加算したものです)
例 | リターン | 計算式 | |||
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年率平均リターン | 複利計算 | 複利計算による1年あたりのリターン | 初年度に100万円投資して、5年後に150万円になった場合 (50万円の資産増加) |
8.4% | |
単利計算 | 単利計算による1年あたりのリターン | 10% | (50%÷5年) | ||
累積リターン | 特定期間におけるリターン | 50% | (50万円÷100万円) |
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