myINDEX 特集講座
内藤忍のインデックス投資塾
皆様、はじめまして!
この度、myINDEXのサイト運営者、加藤優一さんとご縁がありまして、こちらのコーナーで毎月コラムを書くことになりました。
投資の初心者向の方を対象にわかりやすく役に立つ内容をお届けしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
(内藤忍氏の詳しいプロフィールはこちら)
内藤忍さん
 
 

第三回 投資初心者にインデックス投資をおススメする訳

myINDEXサイトをご覧の皆様、こんにちは!
マネックス・ユニバーシティの内藤です。

前回は、投資の損益を、インデックスの動きによる影響と、自分とインデックスの差という2つの要素に分けてみることを提案しました。

例えば、自分で日本株の銘柄を選んで投資をして10%のリターンだったとします。まずまずの成績かと思っていたら、実は同じ時期のTOPIXが20%上昇していた。こうなると、逆に何だか悔しくありませんか?

この場合、市場は20%上昇したにもかかわらず、自分の銘柄選択の失敗によって10%成績が凹んでしまったわけです。このように、絶対値で投資の成績を評価するのではなく、インデックスと比較することによって、自分の運用能力を全体と比較することができます。

実はプロでも市場平均に勝つのは簡単ではないのです。

例えば、下記の表は「初心者は株を買うな!」(日経プレミア新書)に掲載された、日本株のアクティブ運用のファンドがインデックスを上回るリターンを実現できている割合を調査した結果ですが、プロが運用しているファンドでも20%程度しかインデックスを上回る結果を出せていないことがわかります。
これは、日本の株式だけではなく、どの市場でも共通に見られる傾向です。


■日本株式を運用対象とする公募投資信託のうちTOPIXを上回った比率
  分析対象
ファンド数
TOPIXを上回った
ファンド数
比率
2008.01-2008.12 176 31 18%
2007.01-2008.12 169 28 17%
2006.01-2008.12 158 27 17%
(出所:「初心者は株を買うな!」


プロの中でも上位20%に入らないと、インデックス運用に勝てないということです。
時間も情報も制約の多い個人投資家が最初にやるべき投資は、インデックスなのかアクティブなのか?答えは明らかではないでしょうか?

少なくともこれから投資をはじめようという、投資の初心者にはインデックス投資を!というのが、今回の結論です。アクティブ運用は、投資に自信がついてからゆっくり始めれば良いのです。

<まとめ>
  • 投資のリターンを市場平均と比較することで自分の運用能力を評価できる
  • プロでもインデックスに勝つのは難しい
  • 少なくとも投資初心者が最初にはじめるべきはインデックス運用

(更新:2010年12月)
 
     


~さらに勉強されたい方は、内藤忍さんの著書をぜひご覧ください。

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内藤 忍 (ないとう・しのぶ)
マネックス・ユニバーシティ社長
1964年生まれ。1986年、東京大学経済学部卒業。1991年、米MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。
銀行、投信投資顧問、証券会社などを経て2005年11月より現職。 セミナーや講演、メディアなどを通じ、幅広く投資家教育を行っている。
主な著書に10万部を超えるベストセラーとなった『内藤忍の資産設計塾』シリーズなど多数。
(詳しいプロフィール)
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→ マネックス・ユニバーシティ