myINDEX 特集講座
内藤忍のインデックス投資塾
皆様、はじめまして!
この度、myINDEXのサイト運営者、加藤優一さんとご縁がありまして、こちらのコーナーで毎月コラムを書くことになりました。
投資の初心者向の方を対象にわかりやすく役に立つ内容をお届けしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
(内藤忍氏の詳しいプロフィールはこちら)
内藤忍さん
 
 

第二回 投資で損をする理由をインデックスを使って考える

myINDEXサイトをご覧の皆様、こんにちは!
マネックス・ユニバーシティの内藤です。

前回は、インデックスには様々な種類があることをお話しましたが、そもそもインデックスはどうして作られたのでしょうか?

インデックスは元々は、市場全体の動きを示す便利な指標として、重宝されたことから広がったものです。日経平均やNYダウがあるから、私たちは株が今日は上がったとか下がったとか、全体の“大まかな方向性”を知ることができます。

では、投資家にとってインデックスには、どんなメリットがあるのでしょうか?

一言で言えば、自分の運用成績の相対的な実力を知るための“ものさし”ということです。インデックスは、テストで言えば平均点です。学校の先生がテストの成績を見るとき、生徒の平均点を使って成績を比較することができるのと同じです。

もし、インデックスが無ければ、自分の投資成績がもしプラス10%だったとしても、それが良いのか悪いのかはわかりません。インデックスがあるから、相対的な評価ができるのです。
インデックスが、プラス5%なら良い成績、プラス15%なら悪い成績というように比較することができます。これは、テストで80点取っても、平均が90点なのか70点なのかによって評価が変わってくるのと同じです。

投資というのは市場全体が値上がりしている時は、誰でもそれなりに儲けることができます。でも投資で儲かったとしても、それが実力なのか、それとも市場のお陰なのかわかりません。インデックスと比較して初めて、平均以上の部分だけが、自分の実力だと知ることができるのです。

投資の損益を、「インデックスの動きによる影響」と、「自分とインデックスの差」という2つの要素に分けてみると、自分の投資成績の原因を分解して考えることができます。市場全体がマイナスだからなのか、それとも自分の投資がインデックス以下だったからなのか?

もし、自分の投資成績がインデックスよりも低いとしたら?
その時には、投資の方法を見直さなければなりません。


それについては、また来月お話しましょう!


<まとめ>
  • インデックスは個人投資家の運用成績をみる“ものさし”になる
  • インデックスを使って、投資収益を市場の動きと自分の実力に分解することができる
  • インデックスより運用成果が悪い場合、投資の方法を見直す必要がある

(更新:2010年11月)
 
     


~さらに勉強されたい方は、内藤忍さんの著書をぜひご覧ください。

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内藤 忍 (ないとう・しのぶ)
マネックス・ユニバーシティ社長
1964年生まれ。1986年、東京大学経済学部卒業。1991年、米MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。
銀行、投信投資顧問、証券会社などを経て2005年11月より現職。 セミナーや講演、メディアなどを通じ、幅広く投資家教育を行っている。
主な著書に10万部を超えるベストセラーとなった『内藤忍の資産設計塾』シリーズなど多数。
(詳しいプロフィール)
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→ マネックス・ユニバーシティ