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第三回 投資初心者にインデックス投資をおススメする訳
myINDEXサイトをご覧の皆様、こんにちは!
マネックス・ユニバーシティの内藤です。 前回は、投資の損益を、インデックスの動きによる影響と、自分とインデックスの差という2つの要素に分けてみることを提案しました。 例えば、自分で日本株の銘柄を選んで投資をして10%のリターンだったとします。まずまずの成績かと思っていたら、実は同じ時期のTOPIXが20%上昇していた。こうなると、逆に何だか悔しくありませんか? この場合、市場は20%上昇したにもかかわらず、自分の銘柄選択の失敗によって10%成績が凹んでしまったわけです。このように、絶対値で投資の成績を評価するのではなく、インデックスと比較することによって、自分の運用能力を全体と比較することができます。 実はプロでも市場平均に勝つのは簡単ではないのです。 例えば、下記の表は「初心者は株を買うな!」(日経プレミア新書)に掲載された、日本株のアクティブ運用のファンドがインデックスを上回るリターンを実現できている割合を調査した結果ですが、プロが運用しているファンドでも20%程度しかインデックスを上回る結果を出せていないことがわかります。 これは、日本の株式だけではなく、どの市場でも共通に見られる傾向です。
■日本株式を運用対象とする公募投資信託のうちTOPIXを上回った比率
プロの中でも上位20%に入らないと、インデックス運用に勝てないということです。 時間も情報も制約の多い個人投資家が最初にやるべき投資は、インデックスなのかアクティブなのか?答えは明らかではないでしょうか? 少なくともこれから投資をはじめようという、投資の初心者にはインデックス投資を!というのが、今回の結論です。アクティブ運用は、投資に自信がついてからゆっくり始めれば良いのです。 <まとめ>
(更新:2010年12月)
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