|
|
||||
第二回 投資で損をする理由をインデックスを使って考える
myINDEXサイトをご覧の皆様、こんにちは!
マネックス・ユニバーシティの内藤です。 前回は、インデックスには様々な種類があることをお話しましたが、そもそもインデックスはどうして作られたのでしょうか? インデックスは元々は、市場全体の動きを示す便利な指標として、重宝されたことから広がったものです。日経平均やNYダウがあるから、私たちは株が今日は上がったとか下がったとか、全体の“大まかな方向性”を知ることができます。 では、投資家にとってインデックスには、どんなメリットがあるのでしょうか? 一言で言えば、自分の運用成績の相対的な実力を知るための“ものさし”ということです。インデックスは、テストで言えば平均点です。学校の先生がテストの成績を見るとき、生徒の平均点を使って成績を比較することができるのと同じです。 もし、インデックスが無ければ、自分の投資成績がもしプラス10%だったとしても、それが良いのか悪いのかはわかりません。インデックスがあるから、相対的な評価ができるのです。 インデックスが、プラス5%なら良い成績、プラス15%なら悪い成績というように比較することができます。これは、テストで80点取っても、平均が90点なのか70点なのかによって評価が変わってくるのと同じです。 投資というのは市場全体が値上がりしている時は、誰でもそれなりに儲けることができます。でも投資で儲かったとしても、それが実力なのか、それとも市場のお陰なのかわかりません。インデックスと比較して初めて、平均以上の部分だけが、自分の実力だと知ることができるのです。 投資の損益を、「インデックスの動きによる影響」と、「自分とインデックスの差」という2つの要素に分けてみると、自分の投資成績の原因を分解して考えることができます。市場全体がマイナスだからなのか、それとも自分の投資がインデックス以下だったからなのか? もし、自分の投資成績がインデックスよりも低いとしたら? その時には、投資の方法を見直さなければなりません。 それについては、また来月お話しましょう! <まとめ>
(更新:2010年11月)
コラム一覧 ( 目次へ )
|
||||
~さらに勉強されたい方は、内藤忍さんの著書をぜひご覧ください。
ホームへ | ゲストメニュー | ユーザー限定メニュー | サイトについて | お問い合わせ |
---|---|---|---|---|